おほしさま☆戦争(2006.7.26) 「ねぇ、いっちゃん。お星様っていくつくらいあるのかしらね? こんなに沢山あって、落ちてきそうよ」 「ん……あぁ、綺麗だよなぁ。気になるなら数えてみればいいんじゃないか?」 ある日の夜、窓辺での会話からだった。一度は考えたことがあるが、理科で天体なんか習ったりして無駄なのは分かっていたし、数える元気もなかった。 投げやりな俺の言葉に、高校生の双葉さんはとんでもないことを決心した。しっぽを揺らして、気合が入る。 「……よし。明日は土曜日ね? お昼まで寝ているわ」 え、嘘、まさかねぇ? 「一晩掛ければ、きっと数えられる。お月様は数に入れないつもりよ」 「……あー、そう?」 呆れたような声になったと思う。これで答え方は良かっただろうか……。 翌朝、報告にきた双葉は数え切れなかったと呟いて、俺の前で傾き倒れた。彼女の必死の努力を、朝日が台無しにしたらしい。 ……というか、数え切れたら本気で褒め称えるって。 ☆ 本日の試合結果。おほしさま勝利。 -レッツ☆ウォーtop- |